仔猫彼女~The Best Love~
「もう、佑太なんか知らないっ!
佑太のばかっ!」
そう言って彼女は走りだしてしまった。
俺は…
どうしたらいいか分からなかった。
ただ…立ち尽くすしかなかった。
真未ならわかってくれる。
…そう思ってた。
だからこそ、真美が主張したとき
俺は気づけば投げやりになっていた。
きっとそれに真未は怒ったのだと思う。
真未のことを考えられなかった。
そして…、追いかけることもできなかった。
俺…、
ダメな人間だな。