仔猫彼女~The Best Love~








「兄貴がデートなんだよ。で、2人で行けばいいのに俺まで連れてかれてな。で、現地で抜け出したら、なぜかナンパされてるボス猫を発見♪」


「・・・ボス猫ぢゃないからっ。」


「あ、そ。」







なんだかいつもこんな会話になる。


あたし、ホントは''ボス猫''なんて


どうでもいいのかもしれない。


ただ、彼と話したい。


気づいたらそう思ってた。














「でも悪かったな。
勝手に俺の女とか言って。」




・・・・・・あの時。



二之瀬くんは(嘘だけど)、俺の女って言ってくれた。


なんだかあったかい気持ち。





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