可愛いなんて大嫌い。
それから10分。2人して鍋やコンロの周りを片付けた。
「先輩、確認ですけど、ちゃんと分量とか計りましたか?」
「いいえ。そんなことしないといけないの?」
(ちょっと待てー!! それじゃあオーブンの中の生地も計ってないんじゃないのか!?)
葵はオーブンを開けた。
「あら、開けたら膨らまないんじゃないの?」
「それ以前の問題です! お菓子はちゃんと分量を計らないと失敗するんですよ」
「まあ! 初めて知ったわ」
「一から作り直さないといけませんね」
「そのようね。でも助かったわ。あなたがいないとわたし達はこの失敗作を食べていたのだから」
それから葵の指導のもと、食べられるシュークリームを目指した。
人間1つは取り柄があるものだ。
「美味しいわ。さっきわたしが作ったのは何だったのかしら?」
先輩は鍋の中のカスタードを味見した。
「次からお菓子を作るときは、ちゃんと分量を計ってくださいね」
「先輩、確認ですけど、ちゃんと分量とか計りましたか?」
「いいえ。そんなことしないといけないの?」
(ちょっと待てー!! それじゃあオーブンの中の生地も計ってないんじゃないのか!?)
葵はオーブンを開けた。
「あら、開けたら膨らまないんじゃないの?」
「それ以前の問題です! お菓子はちゃんと分量を計らないと失敗するんですよ」
「まあ! 初めて知ったわ」
「一から作り直さないといけませんね」
「そのようね。でも助かったわ。あなたがいないとわたし達はこの失敗作を食べていたのだから」
それから葵の指導のもと、食べられるシュークリームを目指した。
人間1つは取り柄があるものだ。
「美味しいわ。さっきわたしが作ったのは何だったのかしら?」
先輩は鍋の中のカスタードを味見した。
「次からお菓子を作るときは、ちゃんと分量を計ってくださいね」