君色
ピンク色に染まって
入学
2年生になった
相変わらず了祐とは何にもない
映画に行ってから部活で会うくらいだった
別にしゃべることもなく
ただただ時間は過ぎていった
不安じゃないときなんてなかった
もうあたしのこと好きじゃないのかもとか
あたしのいない所で女の子と遊んだりしてとか
考えれば考えるほど
イヤになっていった
昔のあたしはどこに行ったんだろう??
って思うぐらいだった
『クラス発表』
みんなが期待を寄せている中あたしは重たい気持ちになってた
了祐と同じクラスになったところで何にもない
別にいい
むしろ違うクラスがいい
見ないようにしてきた部分を目の当たりにするのが
怖くて仕方なかった