%コード・イエロー%
診療を受ける患者さんのカルテやフィルムを用意して、診察室へ届ける。
到着した患者さんの保険証を確認し、案内。
患者さんの応対。
電話での説明。
診療が終わった患者さんの会計を計算し、端末に入力。
お金を受け取り、薬を渡す。
診療が終わった患者さんのカルテやフィルムをしまう。
羅列すれば、まったく簡単な、なんでもない仕事に見えるんだけど。
どんな仕事でも、はたから見るより複雑なものであるように、
病院の受付もまた、実際は、そんな簡単なものではない。
「おい!いいかげんにしろよ!俺は、もう4時間も待ってるんだぞ!
具合が悪いから病院に来てるのに、余計悪くなるじゃないか!
お前ら、責任取れんのか?ああっ?」
「申し訳ございません。混んでいるのでどうしても時間がかかりまして」
「ふざけんじゃねぇぞ!責任者出せ!お前ら全員くびにしてやらぁ!」
「申し訳ございません」
何度となく、こめつきばったのように頭を下げる。
怒鳴る元気があるなら、ここに来る必要ないだろっ!
ここは、三次救急をやってる病院なんだよ!!
・・そんな台詞、一度言ってみたいもんだ。