%コード・イエロー%
髪の毛を乾かしていると、乾燥機の中に入っている洗濯物が目に留まる。
いいかげん、横になった方がいい時間だと思いながらも、眠れないので洗濯物をたたみ始めた。
当初は別々に洗っていた洗濯物も、気づけば一緒に洗ってしまっている。
それでも、下着だけは恥ずかしくて、こっそり部屋に干しているのだが。
亮雅の洗濯物を抱いて、彼のクローゼットの前に置く。
それがなんとなく自然にできたルール、なのだが。
・・ま、いっか。しまってやれ。
別に今更文句をつけたりもしないだろう。
私は親切心から、クローゼットを開けて、洗濯物をしまい始めた。
きっちりしているのが好きなのだろう。
クローゼットの中は、大小さまざまなクリアケースや衣装箱がおいてあり、
きちんと分類されてしまわれている。
なんとなく当たりをつけてシャツや靴下をしまい終わったとき、
ふと、一番奥に閉まってあるダンボールに目が留まった。
まるで隠すようにして、なんだか不自然な置き方をしている。
なぜか不思議と気になって、私は何気なくその中を覗き込んだ。