%コード・イエロー%
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柔らかな日差しが、私の瞼を通して、早く起きろ、って脳に刺激を与えてくる。
「夏夜ちゃん。
おはよう」
「あ、おはようございます」
私の隣に入院しているおばあちゃんが、私を見て、笑ってくれた。
大部屋では、一人が起き始めると、気配でなんとなく目が覚める。
といっても、夜中でも看護士さんの足音がしたり、
痛みがあったり、具合の悪い人が、隣でうんうん唸ってたり・・・。
とても、深くは眠れないんだけど。
カーテンの開く音や、トイレに行く物音で、私以外の人は、すでに目が覚めていたらしい。
そう。
私は、見事に入院してしまった。
自分の勤める病院に。
入院6日目。
結果次第では、明日には退院になれると、看護師さんに聞かされていた。