%コード・イエロー%
Q外の受付は、病院の裏。1階にある。
仮眠室は、3階。
私は、Q外の受付を出ると、一番近くの階段を・・・・下りた。
地下2階。
それが、私の目指す場所だ。
心臓が、どきどきとせわしなくリズムを刻む。
空調が効いているのに、私の両手は、びっしょりと汗で濡れていて。
自分が、悪い事をしている自覚があるんだということを、体全体が訴える。
目の前に、巨大な扉が立ちはだかった。
ここからが、私の戦場だ。
周囲を確認して、誰もいないのを確認すると、IDカードをかざす。
ピーと、いう電子音が、いつも以上に大きな音をたてている気がして、
私の心臓は、いっそう回転を早めた。
足を、一歩踏み入れると、私は、ほっと息を吐いた。