キミへ、ありがとぅ。

「なにすんのっ」

「ごめんごめん、ちょっと話したかったからさ」



この男、なれなれしーなあ。

「何を?!」



予想以上に怒る私に驚く男。





「。。。佐々木さんだよね?」

「そうですけどっ」



しばらく沈黙。







「怒ってる?」

「はい!」



これだけ見せ付けておけば気がすむだろう。




「かわいいね。」

「はあ!?信じられない、人を見た目で判断するなんて!」

何が言いたいの?


「…なんで?ホントの事。」

「うるさい。」


軽い人ホント苦手だ。



「あんたの名前は?」

「秘密。」



「!」

手を出しそうになった。


「教えろ!」






< 11 / 15 >

この作品をシェア

pagetop