キミへ、ありがとぅ。
「夕飯は?」
「今日はいらない」
「そう。」
階段を上がり自分の部屋へゆく。
隣のお姉ちゃんの部屋からは大きなラジカセな音楽が聞こえてきた。
悩み…なさそう。
少し憧れる。
戸を閉め、布団にもぐりこんだ。
枕元には中学時代の修学旅行写真。
もう話すらしない友達たちが肩を組んで写る。
私はそれをゴミ箱へ捨ていれた。
親友だと思ってたけど、いじめの時など助けてくれなかった。
そして不登校。
もう人を信じれない。
すべて忘れたい。
今日あった事。
…助けてくれたあの人も。
誰だかわからないけど。。
もう考え事はやめよう。
いらいらするし。
「眠たっ」
小さいあくびをして瞼を閉じた。
罪悪感が残るなか…
また悪夢の学校が始まるんだ。