奥手な私はキライ?
「しちゃだめなのか?」




「なっなな…何を?」



私は椋くんから目が離せない


こんな体勢よりも近距離で見つめられてるほうが恥ずかしいよ



「キス」



やっ…ややややっぱり!?


「いや…まっまだ心の準備が出来てないっていうかいきなりは…」




私はきっと慌てすぎで目が泳いでたと思う




「そっか!」



そう言って椋くんは私の手を離した




私は壁にひっつく




「じゃあさ……夏休み最後の日にお祭りがあるじゃん?」



うなずく私




「その日に俺、奈津紀にキスするコトに決めた!」





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