奥手な私はキライ?

キス宣言

…ありえない



私はニコニコしている目の前の人を見る




「椋くん…今、なんて…」


「夏祭りの日にキスするって言った」




椋くんってこんな人だったの?



「その日までに心の準備しといて それまでは何もしないから」



…と言われてもね




「あっ!お腹すいてるよね?一緒に食べよう」




「一緒に?」



私は首をかしげる




「うん だって奈津紀が空腹と闘いながら勉強してるのに俺だけ食べるわけにはいかないじゃん」




椋くん!!(泣)


やっぱり勉強を教えるとき意外は天使だ




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