奥手な私はキライ?
私はすぐかけたメガネをまたとり涙をふく




すると突然彼の顔が近づいてくる




「俺が奈津紀を好きな理由知りたい?」



「えっ…?」



知りたいも何も…



「私を好きな理由は特にありませんってさっき言ってたじゃん!!」




私は今、結構怒ってる


だから素の自分を椋くんにさらけ出している




「ごめん あれはウソなんだ…」



「ウソ?なんでウソなんてついたの? 私、本気で傷ついたのに…」




「…俺は一番最初に奈津紀だけに言いたかったんだ

俺が奈津紀を好きな理由を」




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