奥手な私はキライ?
俺は奈津紀を家まで送り届けた後1人来た道を戻る



俺は奈津紀に言えなかった…



本当はあんなコトを人前で言って奈津紀がモテだしてしまうことがイヤ…だなんて




さっきメガネをとった奈津紀を見て俺は確信した



この顔は男子が好きになる




大きなくりっとした目



あんな可愛い目の女子に俺は初めて会った




そうあの入学式の日



俺はすぐに気づいてしまったのだ




でもそれだけじゃない




男がニガテなハズなのに一生懸命俺と接してくれる



素直で優しい



きっと辛いことが今までいっぱいあったハズなのにそれでも人を嫌いになってない




奈津紀の好きな所なんて一つに絞りきれない



それくらい奈津紀が好きだ





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