奥手な私はキライ?
俺が家の窓から外をのぞくと秀二の後ろ姿が見えた



俺はベッドに寄りかかるようにして座った



秀二にあんなコト言うつもりなかったのに…




でも俺は今、秀二と普通に話なんて出来ない





何なんだ?


自分でちっともコントロール出来ない感情が確実にいた



俺は悩んでいる内に眠っていた










ふと目覚めるともう夜



ケータイを開くと


19時という表記と新着メールが一件



奈津紀からだ



「テスト勝負なんだけど…引き分けだった


どうせなら勝ちたかったんだけどね」



俺は短く


「そうなんだ」とだけ打って送信した



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