奥手な私はキライ?
「奈津紀?」



目の前には心配そうに私を見る椋くん



「家の事なら心配しなくて良いよ 電話をかけたらお姉さんが出て、友森さんの家に泊まるって事にしておくって」



お姉ちゃん(泣)



こういう時はお姉ちゃんが天使に見える



「昨日はごめん。…なんか奈津紀を帰したくないなっていう気持ちになっちゃって」



「ううん 嬉しかったよ 椋くんと心も体もつながって」



私、こんな事普通に言えるようになったんだな




「じゃあ、学校に行こうか?」



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