奥手な私はキライ?
私、椋くんのこと大好きだけど…



「こんな元悪魔のことも好きなんだ…」



その言葉は自然と私の中からこぼれ落ちてきた



最低じゃん…



私はいたたまれなくなって部屋から出て行こうとした






「…おい…言い逃げする気か?」



後ろから聞こえるぶっきらぼうな声



えっ!?



振り向くと西沢くんはまっすぐ私を見ていた



「起きてたの?」



みるみる私の顔は真っ青になった



私、彼氏がいるのに違う人に告って


しかも聞かれてた!



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