奥手な私はキライ?
「しょうがねぇだろ?

出来の良い兄貴の下に生まれいつも二番手


せめて同級生の中では一番になろうと思ったら椋がいてまた二番手」



「………………」


2人とも黙ってる



「俺、兄貴を越えることはあきらめた でも椋は…俺が頑張れば手が届きそうで」



だから中学時代テニスも頑張れた



でも結局、ダブルスは俺と椋でもシングルスで先生が選ぶのはいつだって椋だった





「とにかく、明日今井さんに謝れ!話はそれからだ」


兄貴は俺の顔を見ようともしなかった




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