奥手な私はキライ?
「なんか朝から騒がしいねみんな」



青山くんはニコニコ笑いながら私の隣の席にカバンをおいた



彼はチラッと私のほうを向く



私は思わず顔をそらす



「何の話してたの?っていうかその前に…」



青山くんは座ってる私の後ろに立つ



「俺達、付き合うことになったから」





少し沈黙のあと女子の悲鳴に近い叫び声と男子の低い叫び声が混ざり合う



まさか…こんな大勢の前で言うなんて



私はどぎまぎしていた



私、今日からイヤでも目立っちゃうな



でもいいや


青山くんの彼女…だもんね




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