君のこと

「麗琉に彼女か・・・」

しかも、あたし以外は知ってたんだ。
なんか淋しいじゃんか。

あたしはケータイを開いた。

【麗琉てば、なんで奈美ちゃんのこと
 早く教えてくれんかったのー?(・ω・`)】

麗琉宛てのメールを打ち
送信ボタンを押した。

外は、いつの間にか
暗くなっていた。

「なんで、麗琉のこと好きなのかなーっ」

大きい声で独り言を言ってみる。
父さんも母さんも、仕事でいない。
今日は麗琉まで居ない。

「早く帰ってきてよー・・」

急に淋しくなってきた。



どうして君に恋をしたのだろう?


< 4 / 12 >

この作品をシェア

pagetop