君のこと
「麗琉に彼女か・・・」
しかも、あたし以外は知ってたんだ。
なんか淋しいじゃんか。
あたしはケータイを開いた。
【麗琉てば、なんで奈美ちゃんのこと
早く教えてくれんかったのー?(・ω・`)】
麗琉宛てのメールを打ち
送信ボタンを押した。
外は、いつの間にか
暗くなっていた。
「なんで、麗琉のこと好きなのかなーっ」
大きい声で独り言を言ってみる。
父さんも母さんも、仕事でいない。
今日は麗琉まで居ない。
「早く帰ってきてよー・・」
急に淋しくなってきた。
どうして君に恋をしたのだろう?