ピンクい陰
過去の夏‥
2008年‥―
ミーン ミーン ミー-ン
「阿美(あみ)〜、
もう佑(ゆう)君来てるから
早くしなさ〜い」
1階からお母さんが
知らせて来た。
「分かった〜。ちょっと
待たしといて〜!」
私は急いで支度をしていた。
「ごめんなさいね。あんなだらし無い娘だけど、よろしくね」
「はは、大丈夫ですよ」
佑は私が中2年の時に
告白して交際を初めた‥
私が佑に惹かれたのは
あの寒い冬の時‥―