ピンクい陰


「どうしたの?阿美
大丈夫?」


友達が顔を覗きこんできた



やだ、こんな顔見られたくない



私は必死で涙をこらえて
笑顔を作った



「大丈夫だよ。ちょっとトイレ行ってくるね」


私はそういって、席を立ち、早歩きで教室をでた



こらえなくなり、涙があふれてきて、屋上へと走っていった。



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