ピンクい陰



屋上につくと、無意識に足の力がぬけ、そこに座りこんだ


あんなに我慢した涙が次々と大粒で流れてきて、声まであふれてきた



ありさとは中学の入学式の時に出会った


遠い町から来た私は、友達が出来るのが不安のとき、あの元気で明るいありさの声をかけられて次第に私の気持ちまで不安から安心に変わった



それから、私は色々とありさに
悩みなどを相談するような仲になっていた



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