ピンクい陰
その時、
「おい、どうした?」
透き通る男子の声がした
そっと、顔を見上げると
びっくりした佑がいた
「佑君‥‥」
なんか、安心という気持ちになったのか、涙がもっと溢れてきた
「おい、どうしたんだ?
なんかあったのか?」
私はスッキリしたくて
全ての事を話した‥
‥――
「そうだったのか‥
つらいよな」
こんな優しく見つめる瞳に
吸い込まれるように
見つめてしまった‥‥
「おまえ、阿美だったよな?
スッキリする方法知りたいか?」