またね
「結ぃ!」

「き゛ゃぁ!」


急に後ろから抱きつかれて、変な声を出してしまった!


「ひとみ―何?びっくりさせんといて!!」


「だってぇ―休憩になってるのに…ボケッ―としてるから…
結ちゃんはどこ見てるのかなぁ??」


後ろの席からひとみは私が翔太郎を穴が空くほどに見ていたのを気が付いていたんだと察した。



顔が一気に赤くなる…



ニヤニヤしながらひとみは私の頬を両手で挟んでぐにぐにとしてからかった…


「やめてぇ―どこも見てなぃし…」


「ふぅ―ん…?」


ひとみは両手を離すと私の頭をポンポンと叩いて


「別にいいとよ―」


と笑った。





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