またね

ひとみの思い

今日は朝の目覚めが良かった…


相変わらず私の隣では、ひとみは念入りにラメの入った鮮やかなリップを塗りながら、今日の衣装についてあれこれと身体にあてながら、話しかけてきた…


「結ぃ 今日は早かねぇ…何かもぅ早く夕方になれば いぃなぁ…」 

「……」

「結ぃ⌒ 今日はよろしくね!」

「…うぅん」


ひとみは今日 大好き?な力也に告るらしぃ…
 
ひとみ… 付いていけない

でも… そんな真っ直ぐで…
ある意味純粋なひとみが羨ましい…

可愛いくて誰とでも友達になれる ひとみ

力也には彼女らしい影はない…
きっと 上手くいく…
私が男ならきっと、ひとみに告白されたら、有頂天になって、二つ返事でOKを出すに違いないから…


そんなひとみが羨ましかった…


私には出来ないことを何でも簡単にこなす…


私とは正反対だね…


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