またね
会が始まり、ひとみは力也の世話をあれこれとやいていた。子猫のような上目遣いの潤んだ瞳で…


私は、ひとみ以外に親しい友達がいないからただぼんやりと、二人の事を見ていた。


会も半ばをすぎた頃には、男女交えた数人ずつのグループが自然とでき、地元から離れた解放感に、ひとみが言う恋愛ごっこがあちこちで始まっていた…


私は翔太郎の事が気になって、姿を探した。


でも…
どこを探しても翔太郎の姿はなかった…

何処に行ったんやろう?

「ひとみ ちょっとお手洗い言ってくる」

「うん…」

私は少し飲み過ぎていた。元々そんなにお酒が強いわけでもないのに、やることなくて飲み過ぎた…

風にあたろう外に出た。



< 20 / 100 >

この作品をシェア

pagetop