またね
「さてとぉ―!飯でも食うか!」


明るくなった会場を後にしてグルメ街に向かった。


「前っち!ここ!ここ!」

篠崎が指差す所には、大阪では知らない人のいない有名なお好み焼き屋のチェーン店があった。


「篠 ベタやし!帰ったら何時でも食べれるやん!」

「ベタで悪かったな!関西人最高のグルメと言ったらお好み焼きやろ?嫌なら前っちは水でも飲んどけ!(笑) 俺はスペシャル食うけどな!」


「はぁ?食べるし!!私はデラックス!」


顔を見合わせて笑って店のドアを開けた…


そこはとても懐かしい匂いがした。




「うまそう―!!」


鉄板の上でじゅうじゅうと音をたてるお好み焼きは本当に美味しそうだった。


「いただきまぁす―!」



久しぶりに食べたお好み焼きは、ふわふわで関西で食べる味と変わらず美味しかった。



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