またね
花水木通りを抜けて駅へ急いだ…


キラキラと光る粉雪がモヘアのワンピースに舞い降りては消えていった…


駅前まで来て大きく深呼吸をした。
翔太郎の姿を探したけれど何処にも翔太郎の姿を確認することが出来なかった…


「あっ!携帯」


ゴソゴソと下を向いて携帯を探した。

後ろから突然肩に手を置かれた


「遅か!」


後ろを振り替えると、雪焼けした笑顔の翔太郎が立っていた。


「ごめん↓」


「今日の罰金は…(笑)」


「またぁ―?払いません!!(笑)」


翔太郎の笑顔が見れて嬉しかった…
さっきまでの緊張はなくなっていたけれど高鳴る胸の鼓動を抑えることができず顔を赤らめた…


翔太郎の笑顔が眩し過ぎて…
目を見ることが出来ずにいた。



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