またね
私たちはそのまま手を繋いで車に向かった。


「到着!」


翔太郎は当たり前のように…
とてもスマートに助手席のドアを開けて私を促した。


「ど―ぞ」 


「ありがとう…」


初めての経験だった…
一馬はそんなことをしない…
優しいけれど、女慣れはしていないし…
気の利いた言葉や行動は恥ずかしいからなのか無い…
行動的な私にいつも押されてる感じで…


2人を比較している自分に驚いた… 



< 85 / 100 >

この作品をシェア

pagetop