またね
何時までも車に乗らない私に


「ん?どうかしたと?」



「あっ…何でもない」


ゴン!


「痛―い」


焦り過ぎて頭をぶっけてしまった…
私てアホすぎ…


「大丈夫と!?」



「痛いけど…頭割れてへんから… ぃ痛―↓」


「ハハハ どうしたと?ボケ―としてるかと思ったら、おもいっきり頭はぶつけるし…おもしろすぎ…」



「面白いじゃなくて!可愛いでしょ?なぁ―んて!!」



「…かわいいて思うと」


少し照れたように笑った。

「……はいはい」


思いがけない返事が帰ってきたので本気に照れて…
熟れたりんごよりも赤くなってしまった。


< 86 / 100 >

この作品をシェア

pagetop