またね
゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚
明日の飲み会! 6時集合!
場所 村さ来!
1分でも遅れたら1分につき千円罰金!!!
幹事 矢野
゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚
それは、翔太郎からの明日の飲み会の案内だった
初めて見る少し右あがりな整った文字を見て
私は何度も読みかえした…
「ぷっ 千円罰金て!」
つぶやいて斜め前の翔太郎に目をやると、翔太郎は笑顔でこっちを見ていた!
そして 声のない声で
「千円罰金だから!」
ゼスチャー付で言って、笑った…
その後何事もなかったように前を向いた…
ドキドキした。張り裂けそうな心臓の音が誰かに聞こえはしないかと…
何で?手紙なんか…?
そして、ひとみの言葉を思い出していた。
私…翔ちゃんが好きなの?
なんでもあり!3ヶ月の恋愛楽しまないと…
3ヶ月後は帰るんだし
あ・そ・び
そんなもんなん?
翔太郎もそんな気持ちなの?
浮気?じゃなくて…
楽しむだけ…
恋愛ごっこ
ひとみの言葉が私の心を揺さ振った。
私は翔太郎の後ろ姿を見つめていた…
好きなの?
違う…よね…?
ただズキズキと心臓が傷んだ…