気持ち “美幸”

転校生

教室に戻ると


『美幸おはよう!私見ちゃった!!美幸が青木くんと話してるとこ。ビックリしちゃった!!』
彼女は渡辺まどか。小学校から一緒で心友でもあり、何でも話せる友達。


『私が一番ビックリした!!光と幼馴染みなんだって。』
私は光との関係を話した。


『私苦手やなぁ…青木くん、問題児で有名やし髪の毛金髪でピアスしてるし…目付き悪くて怖い!!』


『私も…光とは正反対やもん。』
光が近くにいないか確認した。
クラスは久しぶりの友達との会話に騒がしく、光には聞こえてなかったみたいだ。


光は中学校の時野球部で、辞めた今でもスポーツ少年みたいに今でも短髪の黒髪だった。


ガラガラ…


『席につけ!』


『気をつけ。礼!』


『おはようございます。』
岡田先生との挨拶でクラスは静かになった。


でも私は何故か胸がざわざわしていた。





優一…先に起こる事は誰にもわからんけど、今思うとこの先に起こる事の前触れなんやろね。
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