サミシイカラ…ウソツキ
「ゆうは肌が白いから、赤が映えるね。苺もワインも…あとここの赤もね…」
熱っぽい瞳であたしを見つめ、左胸の赤い証を指でなぞる。
またそこから彼の熱を注がれたように、体が熱くなる。その熱を…あたしはもっと深く求めたくなる。
「そんな色っぽい顔されたら…たまらないよ…」
成瀬さんはあたしの胸に顔を埋めてしばらく味わった後、あたしを激しく貫いた。
「…っ……この香り、感触…まるで媚薬だね。もっとゆうを欲しくなる…」
あたしが媚薬…?
違うわ。媚薬は成瀬さん、あなたよ…
彼に抱かれながら、あたしは心の中で呟いた。