大好きです
とはいうものの頑張って起こしにいくあたし。


「琉にぃ起きて。朝だよー。」


「………」


む、無反応。


「琉にぃってば!朝だよ!今日はあたしと雑誌の撮影だってば!」


「んー。」


あれ?起きてる?


「琉にぃ?」


「今日仕事休む。」


ってはぁ?


「琉にぃー。雑誌の撮影三時間で終わるからぁー。」


「お前の専属雑誌さぁ、お前しか専属モデルいねーじゃん。」


そう、私がモデルをしてる雑誌は中高生にすごい人気なんだけど、専属モデルは私しかいないの。


「琉にぃお願い。帰りにアイスかってあげるから。」


お願い。言うことを聞いてくれぇぇ。


「分かった。」


「ほんと?じゃあ早く行こ。」


そうして私たちは仕事場に向かった。
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