愛の小説…!?
natsuyasumimae.1
「夏だっ」
「サマーだ」
「サマーランドだー」
優季と幸華が馬鹿をやってる。
暑さに脳みそやられたんだろうか。
「そういえばもう許してあげたの?」
「え?」
幸華の突然の言葉にガリガリ君が歯にしみた。…それは虫歯のせいか……。
「晃&純コンビ」
「そういや最近見ない!あのどこまでもポジティブな二人も反省するんだ」
「……寒気がする」
「ガリガリ君のせいじゃ」
「やぁやぁ!」
「呼ばれたら出てくるしかないよね♪」
「最近、私はサークルが忙しくてね」
「僕も趣味が充実してて。」
「と、いうわけで皆さんお元気でしたか?会いたかったよ颯くん。」
「僕の方が会いたかったよ♪何度か覗き見には…」
「甘い甘い…私なんか部屋がむかい……あ…」
「は…?」
「…………私、鎌田晃。予定を思い出したのでいざ去らば。てわけで半沢よ、話をつけといてくれ。」
あいつ…部屋が向かいって………確かに小さい路地を挟んだ向かいには学生アパートみたいなものがあるけど……。阿呆が。