愛の小説…!?
「あれ…でもなぜ君のことが好きなのに私ではなく君に嫌がらせを?」
「……俺はそいつに恨まれてる」
「……複雑だ…。愛憎物語か…。」
「…元カノ。」
「!!!!!!!!…裏切り者っ」
(多分)泣いて晃は走りさっていった。
「あーあー、晃泣いちゃってたよ」
優季登場。
なぜこんなにもひょこひょこ俺の周りには人が現れるんだ。
(と、この間幸華に嘆いたら「大体、行動パターン毎日同じだから」といわれた。)
「…俺はなにもしてない」
「いや傍目から見ると別れ話!食堂であの雰囲気はまずいっしょ」
「晃と付き合うと思われんのが不謹慎だ。はぁ」
「で、どーした?」
「聞いてたろ。」
「元カノにストーカーされてるわけはっ?」
「楽しい、って顔に出過ぎだ阿呆。
幸華がよく知ってる。んじゃ」
「っおっと、俺も4限行かなきゃ。んじゃ」
最近、優季がやたら半沢と仲がいい。そのせいでうざい口調が若干うつっている気がする。
どいつもこいつも。
じゃ、帰って作戦でも立てるか。