愛の小説…!?
  



なんだったんだ。


唐揚げとポテトサラダを頬張りながら思い返す。



入学式の帰り、大学の近くの商店街を一人歩いていたらあの泥棒?男が現れ、掴まえ、逃げられ、……感謝され、惣菜をもらい夕食代が浮いた。



それにしても変な男だった。

なぜ男にカッコいい、なんて言われなきゃいけないんだ。気色悪い。



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