愛の小説…!?
tsuyu.
大学からの帰り道、優季は映画サークル。
幸華はバイト。
晃は演劇サークル(あいつの喋り方は絶対このせいだ。)
半沢は消息不明。
俺の狭い友好関係ではいつも帰宅は孤独だ。
たまに幸華と帰るが優季の話ばかりで耳にタコができそうだ。
「あっらー、颯くん。夕飯どう?まけるわよー。今日、雨で客足少なくてね」
例の商店街には週に1度来るくらいの常連と化している。
あの時計屋のおばちゃんが買ってくれた唐揚げとポテトサラダのうまさが足を動かす。
「おばちゃん、ありがとう」
「はいはーい、またねぇ」
俺の笑顔はおばさん層に好感をもたれる。らしい。
優季が言ってた。
そうなると晃も感性がおばさんなのか。ふっ。