愛してる~禁断~
今日はテストが返される日。



朝からずっと緊張してる。






「由緒!緊張するね。」


「あっ。うん!…ど~しよ~真由~!」



「大丈夫だって由緒だったら80点こえてるよ。」




数学の先生が次々と名前を呼ぶ。



次だ。


「篠原由緒!」



「はい!」




私は先生からプリントをもらった。



「緊張して見れない…」


心の声が口に出てしまった。



「由緒!どうだった?」


「まだ見てない。」



「え~!早く見なよ!」


「はい…」





自信なさげにプリントを見る。




えっ。



うそ!?





私は点数を見て固まった。




それを見た真由が…



「えっ?悪かったの?」


真由が点数を覗きにきた。




「由緒!やったじゃん!」




「うん!やばい!泣く!」




結果は…



82点!
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