君だけに夢をもう一度 15の心
「ねぇ、その中田っていう生徒、下の名前は?」
小田が二人に尋ねた。

「真紀子って言うんだよ」
竹中が答えると、
「やはり、そうか・・・・・・」
小田が知り合いのように言った。

「中田とは知り合いなの? 」
正和が不思議そうに小田に尋ねた。

「うん・・・・・・ちょっとだけ」
「ちょっとだけって、どれくらい ? 」
竹中が興味ありそうに尋ねた。

「うちの母親と、彼女の母親とは知り合いなんだ」
小田が答えた。

「えっ! 」
「えっ! 」
二人は、小田と真紀子とが知り合いだったのが意外だった。







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