君だけに夢をもう一度 15の心
「おだちゃん、今日は何かあったの? 」
三人が集まった訳を、静香が尋ねた。

小田は、亡くなった母親の後を継ぎ美容院を経営している。

静香は、小田が店を出した頃から、ずっと常連客だった

「またバンドを始めるの」
小田が笑顔で言った。

「バンドって・・・・・・!? 」
静香が正和と竹中の顔を見た。

「いろいろとあって、またバンドを復活すんだ。なぁ、まさちゃん」
酔った竹中が話の中に入ってきた。

「あぁ・・・・・・ところで、おばさん、この店は、いっから始めたの? 」
正和が静香に尋ねた。

「この店を始めて4年目かな」
静香が正和のグラスにビールを注ぎながら答えた。

「小田は、知ってたのか? 」
正和が小田に尋ねた。

「おだちゃんは、開店の時から来てもらってるのよ」
静香が答えた。













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