君だけに夢をもう一度 15の心
「まさちゃんは、何か楽器を弾けるのか? 」

「いや・・・・・・何もできない。でも、おまえはギターが弾けるから、すごいな」

「いや、そんなことないよ。たまたま親父がやっていたから、つい自分も弾くようになっただけさ」
竹中は、にこりと笑って謙遜した。

「ところで、ギターを買うのか? 」
正和は、店員にギターのことを熱心に尋ねていた竹中の光景をみていた。

「あぁ、そうなんだ。高校生になったら買おうと思ってる」

「どれを買おうと思っているんだ? 」
正和が、店に置いてあるギターを見渡しながら尋ねた。

「まさちゃんもギターに興味があるのか?」

「昨日のライブでギター演奏が格好良く思えたんだ」

「そうか。じゃ、良かったら家にこないか?」

竹中が正和を誘った。








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