君だけに夢をもう一度 15の心
「私の経験から言わせてもらえば、本人に自覚を持つことね」
「・・・・・・」
「そのうえで、何か目的や目標を持つことね」
「目的や目標ですか・・・・・・? 」
正和が聞き直した。
「そうよ・・・・・・私も、あなたぐらいの時に、自分が男でありながら女の心を持っていることに気づいたの。その子みたいに病気じゃないかって思ったりもしたわ」
「・・・・・・」
「でも、それは病気じゃなくて生まれつきのものだったの。それを受け入れたら、なんでもないように思えたわ」
「それで、どうしたんですか? 」
正和は、興味深く尋ねた。
「それで、自分ができることをやろうと思ったの。私の場合はダンスだったけどね」
「そうですか・・・・・・それで」
正和が聞きたいことを言うのをやめた。
「・・・・・・」
「そのうえで、何か目的や目標を持つことね」
「目的や目標ですか・・・・・・? 」
正和が聞き直した。
「そうよ・・・・・・私も、あなたぐらいの時に、自分が男でありながら女の心を持っていることに気づいたの。その子みたいに病気じゃないかって思ったりもしたわ」
「・・・・・・」
「でも、それは病気じゃなくて生まれつきのものだったの。それを受け入れたら、なんでもないように思えたわ」
「それで、どうしたんですか? 」
正和は、興味深く尋ねた。
「それで、自分ができることをやろうと思ったの。私の場合はダンスだったけどね」
「そうですか・・・・・・それで」
正和が聞きたいことを言うのをやめた。