君だけに夢をもう一度 15の心
勉強会の日。
午前中、正和は竹中の家にいた。
時々、正和は、勉強会を始める前に竹中の家でギターを弾かせてもらった。
簡単なギターコードなら上手く弾けるようになった。
ギターを弾くことは、正和にとって受験勉強に疲れた時の息抜きになる。
「小田君は来るのか? 」
エレキギターをチューニングしながら、竹中が聞いた。
「たぶん・・・・・・」
正和が答えた。
「たぶんって・・・・・・まさちゃん、勉強は大丈夫なの? 」
「大丈夫って、どういうことだよ」
「今まで成績が上がったのは、小田君や中田が、まさちゃんに勉強を教えてくれたからだろう。誰もいないとなると、受験勉強がスムーズにいかなくなるんじゃないか?」
「大丈夫だよ。その時は自分一人でやるさ」
「本当に大丈夫? まさちゃんの場合、勉強の理解力が乏しいから、英単語を憶えるのも、誰かの助けを借りたほうがいいんじゃないか? 」
竹中が心配して言った。
「おい! バカにしているのか!! 」
正和が怒って言った。
竹中の言っていることは本当のことだった。
突然、倉庫のドアが開いた。
二人が振り返った。
「小田君!? 」
二人は同じように驚いて言った。
午前中、正和は竹中の家にいた。
時々、正和は、勉強会を始める前に竹中の家でギターを弾かせてもらった。
簡単なギターコードなら上手く弾けるようになった。
ギターを弾くことは、正和にとって受験勉強に疲れた時の息抜きになる。
「小田君は来るのか? 」
エレキギターをチューニングしながら、竹中が聞いた。
「たぶん・・・・・・」
正和が答えた。
「たぶんって・・・・・・まさちゃん、勉強は大丈夫なの? 」
「大丈夫って、どういうことだよ」
「今まで成績が上がったのは、小田君や中田が、まさちゃんに勉強を教えてくれたからだろう。誰もいないとなると、受験勉強がスムーズにいかなくなるんじゃないか?」
「大丈夫だよ。その時は自分一人でやるさ」
「本当に大丈夫? まさちゃんの場合、勉強の理解力が乏しいから、英単語を憶えるのも、誰かの助けを借りたほうがいいんじゃないか? 」
竹中が心配して言った。
「おい! バカにしているのか!! 」
正和が怒って言った。
竹中の言っていることは本当のことだった。
突然、倉庫のドアが開いた。
二人が振り返った。
「小田君!? 」
二人は同じように驚いて言った。