君だけに夢をもう一度 15の心
正和と小田は、竹中の家を出た。
午後から勉強会のため、正和は、小田と一緒に歩いて自分の家に向かった。
竹中は遅れて来ることになった。
「山本君、いろいろありがとう」
「美容師のことは、どうなったの? 」
「高校に行って、それから美容師になろうと思う」
「・・・・・・」
「でも、安心してくれ・・・・・・変かもしれないけど、これからは男を演じるようにするよ」
「そう・・・・・・」
「今度、サザンの『素顔で踊らせて』を演奏してみないか? 」
小田が何か思いがあるように言った。
「そういえば、その歌がお気に入りだって言っていたけど、何か訳でもあるの? 」
正和が気になったことを聞いた。
「それは、女性の心に気づいた時、偶然にその歌が流れていたコマーシャルを見たんだ。それで、思い出深いんだ」
「そうだったのか・・・・・・」
正和は納得した。
「ところで、知っている。ニューハーフっていう言葉? 」
小田が尋ねたきた。
「あぁ・・・・・・」
「そのニューハーフっていうのは、桑田佳祐が名付けたんだ」
と、言って小田は笑顔を見せた。
その表情は、どことなく女ぽい感じだった。
午後から勉強会のため、正和は、小田と一緒に歩いて自分の家に向かった。
竹中は遅れて来ることになった。
「山本君、いろいろありがとう」
「美容師のことは、どうなったの? 」
「高校に行って、それから美容師になろうと思う」
「・・・・・・」
「でも、安心してくれ・・・・・・変かもしれないけど、これからは男を演じるようにするよ」
「そう・・・・・・」
「今度、サザンの『素顔で踊らせて』を演奏してみないか? 」
小田が何か思いがあるように言った。
「そういえば、その歌がお気に入りだって言っていたけど、何か訳でもあるの? 」
正和が気になったことを聞いた。
「それは、女性の心に気づいた時、偶然にその歌が流れていたコマーシャルを見たんだ。それで、思い出深いんだ」
「そうだったのか・・・・・・」
正和は納得した。
「ところで、知っている。ニューハーフっていう言葉? 」
小田が尋ねたきた。
「あぁ・・・・・・」
「そのニューハーフっていうのは、桑田佳祐が名付けたんだ」
と、言って小田は笑顔を見せた。
その表情は、どことなく女ぽい感じだった。