君だけに夢をもう一度 15の心
「かなり失恋がショックだったんだろうな・・・・・・今日、学校を休んでいた」
正和が小田に竹中のことを説明した。

「本当に失恋で休んだの? 」
小田が聞き直した。

「担任からは、家の用事で休むことを説明されたけど・・・・・・きっと、嘘だろう」
「そう・・・・・・」

「やはり、本当のことを言うべきだった・・・・・・」
正和が後悔したように言った。

「それだったら、僕にも責任がある」
小田も反省した。

「明日、竹中が学校に来なければ、素直に謝ろうと思っているんだ」
正和が決心した。

「そうだね。僕も一緒に家に行くよ。そして、励ましてやろう」
小田も正和に同調した。











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