君だけに夢をもう一度 15の心
「どうしたの? 」
真紀子が、正和がいることが不思議に思った。

「合格したんだ! 」
正和は、真紀子の顔を見るなり真っ先に伝えた。

「おめでとう」
真紀子は、笑みを浮かべて言った。
真紀子は、どことなく元気がないようにも思えた。

正和は、真紀子は笑顔で喜んでくれると思っていたが、そんなふうな感じではない。
それが少しがっかりだった。

「中田の方は、どうだった? 」
「私も合格よ」
真紀子は、自信があったのか嬉しさを表に出さずに、あっさり答えた。








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