君だけに夢をもう一度 15の心
「今から、竹中の家で練習なんだ」
正和がギターケースを抱きかかえた。
「コンサートをするって、いっなの? 」
真紀子が卒業式の日、竹中が宣伝していることを思い出した。
「今度の土曜日の午後2時からの予定だ」
「そう・・・・・・」
「もし、良かったら、中田も聞きにきてくれないか? 」
正和が頼んだ。
「聞きに来る人がいないの? 」
「あぁ、少しでも多くの人に演奏や歌を聞いてもらいたいと思ってる」
「わかった。もし、行けるようなら聞きにゆくわ」
「それじゃ、今度、チェットを持っていくよ。無料コンサートなんだけど、形だけでも作ったんだ」
「じゃ、東京から帰ったら、私のところにチケットを持ってきてくれる? 」
「わかった。いっ、こっちに帰って来るんだ? 」
「3日後かな」
「木曜日だな。じゃ、金曜日に持っていくよ」
風で桜の花びらが歩道の下に落ちる中、二人は約束をして別れた。
正和がギターケースを抱きかかえた。
「コンサートをするって、いっなの? 」
真紀子が卒業式の日、竹中が宣伝していることを思い出した。
「今度の土曜日の午後2時からの予定だ」
「そう・・・・・・」
「もし、良かったら、中田も聞きにきてくれないか? 」
正和が頼んだ。
「聞きに来る人がいないの? 」
「あぁ、少しでも多くの人に演奏や歌を聞いてもらいたいと思ってる」
「わかった。もし、行けるようなら聞きにゆくわ」
「それじゃ、今度、チェットを持っていくよ。無料コンサートなんだけど、形だけでも作ったんだ」
「じゃ、東京から帰ったら、私のところにチケットを持ってきてくれる? 」
「わかった。いっ、こっちに帰って来るんだ? 」
「3日後かな」
「木曜日だな。じゃ、金曜日に持っていくよ」
風で桜の花びらが歩道の下に落ちる中、二人は約束をして別れた。