君だけに夢をもう一度 15の心
「このままじゃ帰れない。中田には、俺たちのコンサートを聞いてほしいんだ」
「どうして、私に聞いてほしいの? 」
「音楽っていいものだから。それをわかってほしいんだ。いっか、言ってたよな。音楽だけあれば幸せっていう人の気持ちがわからないって・・・・・・」
「・・・・・・」
「確かに幸せって聞かれたら、自分にも、どう返事をしたらいいのかわからない。でも、ひとつだけ言えることがある」
「どんなこと・・・・・・? 」
真紀子が興味深く聞いた。
「皆と、演奏したりしていると楽しいんだ。確かに演奏は上手いとはいえないかもしれないけど、一生懸命やっているっていう実感もある。それに、演奏している仲間との心がひとつになっているような気もするんだ」
「・・・・・・」
「練習で、やっと一曲だけ上手く演奏出来た時なんか、竹中も小田君も笑顔で喜んで満足していた。そんなことが、楽しいんだ」
正和が笑顔になって語った。
「どうして、私に聞いてほしいの? 」
「音楽っていいものだから。それをわかってほしいんだ。いっか、言ってたよな。音楽だけあれば幸せっていう人の気持ちがわからないって・・・・・・」
「・・・・・・」
「確かに幸せって聞かれたら、自分にも、どう返事をしたらいいのかわからない。でも、ひとつだけ言えることがある」
「どんなこと・・・・・・? 」
真紀子が興味深く聞いた。
「皆と、演奏したりしていると楽しいんだ。確かに演奏は上手いとはいえないかもしれないけど、一生懸命やっているっていう実感もある。それに、演奏している仲間との心がひとつになっているような気もするんだ」
「・・・・・・」
「練習で、やっと一曲だけ上手く演奏出来た時なんか、竹中も小田君も笑顔で喜んで満足していた。そんなことが、楽しいんだ」
正和が笑顔になって語った。